よくある質問

フィルターに関するQ&A

Q1 グリスフィルターレンタル事業とは
A グリスフィルターレンタル事業とは、厨房設備を持つ飲食店および飲食施設、食品加工施設に対して、厨房用排気ダクトに設置されているグリスフィルターを、定期的に洗浄済みのフィルターと交換する事業です。
グリスフィルターレンタル事業では金属 Ni 多孔体で、優れた性能をも持つオンリーワングリスフィルターを使用し、厨房の油で汚れたフィルターを洗浄しリサイクルを行いお客様に提供しています。
グリスフィルター:排気中の油脂および塵埃などをダクトに入る前に分離し、除去する目的でもうけられる介在物をいう。
Q2 グリスフィルターはどこについているのですか?
A レストランや中華料理店などの業務用厨房の中についています。
厨房の中を覗いてみると、コンロの上の天井にステンレス枠(フード)があって、その中に逆三角形(チェンバー)をした物がついています。この三角形のところにグリスフィルターがセットされています。
Q3 何のためにグリスフィルターを取りつけるのですか?
A

レストランや中華料理店など飲食店では、調理する際にフライパンやフライヤーから肉、魚、野菜などの油が油塵となって飛散します。そのままの油塵を排気ダクトに排出した場合、排気ダクトの中は油でベトベトになってしまいます。

排気ダクトの中が油でベトベトになってしまったら、こんな困った事が起こります。

●ダクトの油が原因で火災が起こります。
●ダクトの中がトンネルとなり火の回りが早くなります。(トンネル化現象)
●排気用のモーターやファン、また、冷蔵庫など設備が早く劣化します。

全国の各市町村では、そんな火災を予防するため、火災予防条例の中にグリスフィルターの設置と定期的な製造を義務付けています。

【関係法令】

【火災予防条例】 総務省 消防庁

(抜粋)

第三条の四(3)

油脂を含む蒸気を発生させるおそれのある厨房設備の天蓋は、次によること。
イ. 排気中に含まれる油脂などの付着成分を有効に除去することができるグリスフィルター、グリスエクストラクター等の設置(以下「グリス除去装置」という)設けること。但し、排気ダクトを用いず天蓋から屋外へ直接換気を行う構造のものにあっては、この限りではない。
ロ. グリス除去装置、耐食性を有する鋼板又はこれと同等以上の耐食性及び強度を有する不燃材料で作られたものとすること。但し、当該厨房用設備の入力及び使用状況から判断して火災予防上支障がないと認められるものにあっては、この限りではない。

第三条の四(4)
天蓋、グリス除去装置及び火災伝送防止装置は、容易に清掃できる構想とすること。

第三条の四(5)
天蓋及び天蓋と接続する排気ダクト内の油脂等の清掃を行い、火災防止上支障のないように維持管理すること。

【業務用厨房設備に付属するグリス除去設備の技術基準】 東京消防庁

グリスフィルター

1. 材料
通常の使用、清掃等の維持管理条件において機能上支障を及ぼすおそれのない不燃材料であり、かつ、(1)及び(2)に適合するものであること。
(1)グリスフィルターのグリス付着率が大のものは、一定の非着火性を有するものであること。

(2)一定の耐熱性を有すること。

2. グリス除去性能(率):75%以上(厨房設備から発生する油煙から、油脂分を除去する性能)

※グリスフィルターの技術基準検査は、東京消防庁の定める基準にしたがって(社)日本厨房工業会が検査・認定します。

Q4 グリスフィルターの性能は?
A

グリスフィルターの性能を比較する場合の項目(指標)は

1. 油煙から油分を除去する除去率が高いこと。
2. ダクト内へ多くの空気が通過していく為の、通気抵抗(圧力損失)が低いこと。

Ⅰ. 油脂の除去性能(除去率)

除去率によって、ダクト内の油脂付着状態は大きく違ってきます。

1)ダクト清掃頻度の減少
2)設備機器のライフアップ
3)ダクト火災の予防

などに効果をもたらします。
除去率は、グリスフィルターの構造によって異なります。除去率をアップする為には、油煙を含んだ空気をできるだけ多くのフィルター面に接触させる必要があります。

  オンリーワン A社 B社
油除去率

90%

80%

85%

Ⅱ. フィルターの通気抵抗(圧力損失)

フィルターの通気抵抗は、厨房内の環境と密接に関わっています。
通気抵抗が低くなれば、コンロ等で熱せられた空気がより早くダクトを通過し、屋外に排出されるがめ、厨房に残る油が少なくなり、その結果、フードや壁、天井に付着する油が少なくなります。

  オンリーワン A社 B社
圧力損失

1.0mmAp

2.0mmAp

2.0mmAp

Q5 「オンリーワン」はどんな仕様?
A
製品仕様:ステンレス枠
項目 内容 備考
材質 SUS304 ステンレスの材質番号
仕上げ 2B(ツービー) 光沢のある表面仕上げ
枠幅 20mm 折り曲げ幅
枠厚 0.8mm ステンレスの厚み
製品仕様:フィルター部
項目 内容 備考
材質 Ni(ニッケル)99% 金属ニッケル
セル数 8〜16ヶ/インチ 1インチあたりの穴の数(PPI)
骨格比重 8.9 骨格である金属ニッケルの比重
嵩比重 0.20〜0.30  
引張強度 5.0〜7.5  
空孔率 95.0〜97.5%  
Q6 中華料理店を営んでいますが、換気扇のフィルターはどれくらいの期間で交換をしたらいいのでしょうか?
A 換気扇がある場所によっても変わってきますが、料理店などでは、3週間から1ヶ月程度で交換をしないとダクト内の油汚れが取れにくくなります。
できるだけ早めに交換することをおすすめします。
Q7 最近変なにおいが厨房中に広がるようになりましたがなにが原因でしょうか?
A その場合は、換気がうまくいかなくなっています。原因として一番多いのは、換気扇のフィルターが汚れていて十分に汚れや臭いを吸収できなくなっています。フィルターの交換をおすすめします。
Q8 フードの周りから変な音がします。原因はなんでしょうか?
A 厨房換気ファンの清掃がされていない時によく同じ現象が発生します。あと忘れがちなのが、換気扇のフィルターが汚れている時にも同じような現象が発生します。厨房換気ファンを最近清掃している場合は、フィルターの汚れが原因となりますのですぐに交換することをおすすめします。
Q9 アクアクリーンフィルターというのはどんなものですか?
A 通常のフィルターと違って、水を利用することでファンの汚れを吸い取りますので、火災の心配がありません。吸収力も通常のフィルターより良く効果的です。効果と安全性が抜群なのでおすすめです。
Q10 今回借りている厨房には換気扇のみが設置されていてフィルターがありません。
フィルターのタイプにはいろいろとあるようですがどれを使ったほうがいいのでしょうか?
A 換気扇のフィルターには何種類かありますが、一番おすすめはグラスフィルターです。店舗などでよく使われるフィルターで、吸い出す時に汚れや油などよく取りますのでダクト内部はあまり汚れません。

ダクトに関するQ&A

Q1 今度レストランを経営しようとしているのですが、換気ダクトと排気ダクトの違いがわかりません。
どう違うのでしょうか?
A 換気ダクトは空気の流れの往復があります。排気ダクトはあくまでも排出のみとなります。通常レストランの換気ダクトはどちらかというと排気ダクトになると思います。
Q2 炭火焼きの焼肉店を開く予定ですが、その時に使う換気ダクトはどんなものを使用したら一番便利でしょうか?
A 炭火焼きとなると、煙がガスより多く出てきますので、テーブルと一体型の換気ダクトを設置すれば、煙が一番室内にこもりにくく換気できます。このタイプの換気ダクトはよく見かけますので、1度他店の炭火焼肉店に行ってみるのも勉強になります。
Q3 飲食店を今後営んで行こうと考えていますが、厨房の換気ダクトにはなにか制限はありますか?
A 業務用で使うダクトには消防法でそのサイズなどが決められていて、守らないと営業ができないようになっています。
厨房がガスを使う場合は、そのダクトの素材はロックウール材で50mm以上の断熱が必要となります。
Q4 FC店の弁当屋を経営しているのですが、換気ダクトのつけ方が悪かったのか、換気があまりうまくいっていなようです。
この場合は換気扇を出口の方にもう1つ付けたら換気能力があがりますか?
A 缶線をダクトの入り口と出口の2箇所につけても換気能力にあまり変化が見られないと思います。
換気扇の能力の高いものに変えたほうが、換気能力も上がり経済的にも安く済むと思います。
Q5 換気ダクトの簡単な清掃の方法が知りたいのですが、なにかいい方法がありませんか?
A 換気ダクトの清掃は、自力でもできますが、汚れや油が細部まで取れているかといえばなかなか取れていないことがあります。専門のプロにお任せすれば、細部まで汚れをとってくれて、次回の清掃までの期間が長くなります。

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